珠洲の生活用具
かつて生活に用いられた多くの道具類は、時代の移り変わりとともに忘れ去られ、蔵の中に仕舞われたままになっています。江戸時代から用いられた膳腕、衣食住、祭りや行事に関わる道具、農業や漁業、製塩など生業に関わる品々もあります。今回の大蔵ざらえで収集した生活用具は1,500点以上にのぼります。集められた生活用具は、一点一点、聞き取りで得られたデータと実測値を付与されて資料化されていきました。その一部は、スズ・シアター・ミュージアムにて紹介されています。
民俗文化アドバイザー
川村清志(国立歴史民俗博物館)