Photo by Naoki Ishikawa
本州の中央から日本海に飛び出している能登半島。珠洲はその先端に位置しています。三方を海に囲まれた「さいはて」の地。そんな珠洲には、かつて日本海に開かれた「先端」としての歴史があり、祭りや食をはじめとする豊かな文化が残されています。
現在は不便な「さいはて」でも、視点を変えれば未来を切り開く「先端」になる。この発想が出発点です。
「奥能登国際芸術祭」は、国内外のアーティストが珠洲という場所に向き合い、土地に根差した作品表現をすることで支持を集めてきました。そして今秋、3回目となる『奥能登国際芸術祭2023』が開幕します。アーティスト、市民、サポーターが協働してつくられる現代アートと奥能登の風土が響きあい、五感を揺さぶる時間と空間の体験が生まれます。
能登半島の先端に位置し、三方を海に囲まれた珠洲市。北からの寒流と南からの暖流が交わる場所。荒々しい岩礁海岸の外海と波穏やかな砂浜の内海という2つの海をもつ、美しい自然景観が自慢のまちです。黒瓦と板壁の家が軒を連ね、日本の原風景を感じさせる町並みが今も残っています。豊かな里山里海の中で育まれた固有の文化も多く、「奥能登珠洲の秋祭りとヨバレ」に象徴される「祭り」と「食」の文化や農耕儀礼「あえのこと」などの伝統的な文化が受け継がれています。揚げ浜式製塩や炭焼き、珠洲焼、珪藻土などを使った七輪などの伝統的な生業も大切に受け継がれています。これらの伝統的な技術や農耕儀礼、豊かな「能登の里山里海」は平成23年に世界農業遺産に認定されました。
3年に1度開催している奥能登国際芸術祭。芸術祭の会期外も、常設作品として市内に残る18作品の定期的な特別公開のほか、ツアーの受け入れを行っています。
屋外作品は、いつでも鑑賞できます。春夏秋冬で変わりゆく作品の姿をお楽しみください。
かつての珠洲と佐渡を結ぶ定期船の待合所を、『奥能登国際芸術祭2017』を機にもう一度多くの出会いが生まれる場所として再生しました。
奥能登国際芸術祭実行委員会主催のイベントのほか、誰でも利用できる貸館として、市内外を問わず多くの人が利用しています。
会期 2021年9月4日(土)‐11月5日(金)
会場 石川県珠洲市全域(247.20km²)
● 主催 奥能登国際芸術祭実行委員会
● 実行委員長
泉谷満寿裕[珠洲市長]
● 総合ディレクター
北川フラム[アートディレクター]
● クリエイティブディレクター
浅葉克己[アートディレクター]
● コミュニュケーションディレクター
福田敏也[広告・WEBプランナー]
● 公式写真
石川直樹[写真家]
● 公式記録写真
岡村喜知郎[カメラマン]
参加アーティスト 16の国と地域から54組(うち新作47組)
青木野枝〈日本〉/浅葉克己〈日本〉/カルロス・アモラレス〈メキシコ〉/石川直樹〈日本〉/磯辺行久 〈日本〉/今尾拓真〈日本〉/シモン・ヴェガ〈エルサルバドル〉/大岩オスカール〈ブラジル/アメリカ〉/大川友希〈日本〉/尾花賢一〈日本〉/OBI〈日本〉/ディラン・カク[郭達麟]〈香港〉/金沢美術工芸大学アートプロジェクトチーム [スズプロ]〈日 本〉/金氏徹平〈日本〉/河口龍夫〈日本〉/キジマ真紀〈日本〉/キムスージャ〈韓国〉/久野彩子〈日本〉/スボード・グプタ〈インド〉/アレクサンドル・コンスタンチーノフ〈ロシア〉/佐藤 貢〈日本〉/ さわひらき〈日本/イギリス〉/塩田千春〈日本/ド イツ〉/四方謙一〈日本〉/サイモン・スターリング 〈イギリス/デンマーク〉/デイヴィッド・スプリグス〈カナダ〉/世界土協会〈日本&シンガポール〉 /竹中美幸〈日本〉/田中信行〈日本〉/カン・タムラ 〈アメリカ/日本〉/チームKAMIKURO(中瀬康志、竹川大介、坂巻正美、宇土ゆかり、土井宏二)〈日本〉 /チェン・シー[陳思]〈中国〉/トゥ・ウェイチェン[涂維政]〈台湾〉/中島伽耶子〈日本〉/中谷ミチコ 〈日本〉/南条嘉毅〈日本〉/カールステン・ニコライ 〈ドイツ〉/Noto Aemono Project〈日本〉/橋本雅也 〈日本〉/蓮沼昌宏〈日本〉/原 広司〈日本〉/クレア・ ヒーリー&ショーン・コーデイロ〈オーストラリア〉/ひびのこづえ〈日本〉/フェルナンド・フォグリノ 〈ウルグアイ〉/三宅砂織〈日本〉/村上 慧〈日本〉/ ムン・キョンウォン&チョン・ジュンホ〈韓国〉/ 盛 圭太〈日本/フランス〉/山本 基〈日本〉/ラックス・メディア・コレクティブ〈インド〉/力五山〈日本〉/リュウ・ジャンファ[刘建华]〈中国〉トビアス・レーベルガー〈ドイツ〉
会期 2017年9月3日(日)‐10月22日(日)
会場 石川県珠洲市全域(247.20km²)
● 主催 奥能登国際芸術祭実行委員会
● 実行委員長 泉谷満寿裕[珠洲市長]
● 総合ディレクター
北川フラム[アートディレクター]
● クリエイティブディレクター
浅葉克己[アートディレクター]
● コミュニュケーションディレクター
福田敏也[広告・WEBプランナー]
● 公式写真
石川直樹[写真家]
● 公式記録写真
中乃波木[写真家]
参加アーティスト 11の国と地域から39組
浅葉克己〈日本〉/麻生祥子〈日本〉/アデル・アブデスメッド〈アルジェリア/フランス〉/アローラ&カルサディージャ〈プエルトリコ〉/石川直樹〈日本〉/ EAT&ART TARO〈日本〉/ 井上唯〈日本〉/岩崎貴宏〈日本〉/ Ongoing Collective〈日本〉/鬼太鼓座〈日本〉/角文平〈日本〉/金沢美術工芸大学アートプロジェクトチーム[スズプロ]〈日本〉/河口龍夫〈日本〉/ キジマ真紀〈日本〉/GYOKO YOSHIDA+KINOURA MEETING〈日本〉/鴻池朋子〈日本〉/小山真徳〈日本〉/アレクサンドル・コンスタンチーノフ〈ロシア〉/坂巻正美〈日本〉/さわひらき〈日本/イギリス〉/塩田千春〈日本/ド イツ〉/ウー・ジーツォン&チェン・シューチャン〈台湾〉/リュウ・ジャンファ[刘建华]〈中国〉/竹川大介〈日本〉/田中信行〈日本〉/中瀬康志〈日本〉/南条嘉毅〈日本〉/エコ・ヌグロホ〈インドネシア〉/Noto Aburi Project〈日本〉/バスラマ・コレクティブ〈スペイン〉/ひびのこづえ〈日本〉/深澤孝史〈日本〉/ ギム・ホンソック〈韓国〉/ 眞壁陸二〈日本〉/ 村尾かずこ〈日本〉/吉野央子〈日本〉/ラックス・メディア・コレクティブ〈インド〉/力五山〈日本〉/トビアス・レーベルガー〈ドイツ〉