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ディレクター便り vol.17

文:北川フラム(総合ディレクター)
2023年9月13日更新

9月23日からの51日間、珠洲市内を舞台に『奥能登国際芸術祭2023』が開幕します。それにあわせて、「ディレクター便り」の連載がスタート。総合ディレクター・北川フラムが「珠洲のいま」について綴ります。

震災復興に向けて圏域、県外でのさまざまなプロジェクトが進められています。ありがとうございます。そのうち珠洲市では2026年のトキ放鳥実現に向けて環境保全型農業支援が発表されました。嬉しい話です。前回触れた見附島の現状把握のためのドローンでひびが複数発見され心配です。

奥能登国際芸術祭の開催が迫ってきました。アーティスト、サポーターの奮闘で作品が出来あがってきています。 鈴木泰人さんの「音蔵庫」が完成しました。地元の民具と輻輳する土地で集めた音。いろいろな音がまざっています。

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鈴木泰人「音蔵庫」

小山真徳さんの「ボトルシップ」の制作も最後の段階でデリケートに進められています。この地域は蛍の名所でもあり、蛍が集まり生まれるように塗料も米粉を混ぜた灰を使っているそうです。 

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米粉と灰で作った塗料を塗る作家の小山真徳さん

アレクサンドル・ポノマリョフの「TENGAI」も一基が出来たとの報告がありました。

今日は夕方7時から開催予定のフラム塾に三人のアーティスト、ラグジュアリー・ロジコ[豪華朗機工]さん、マリア・フェルナンダ・カルドーゾさんと弓指寛治さんが参加して、芸術祭の最新報告を行います。乞うご期待。

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北川フラム塾 芸術祭を横断的に学ぶ 
第23回 「奥能登国際芸術祭2023」の開催に向けて
オンラインゲスト:ラグジュアリー・ロジコ[豪華朗機工] / マリア・フェルナンダ・カルドーゾ / 弓指寛治
[日時]2023年9月13日(水)19:00~21:00(18:45開場)
[参加費] 
・会場参加:2,500円(代官山・アートフロントギャラリー)
・Zoom参加:2,000円 お申込みはこちら http://ptix.at/cyNpoi

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地震に負けない珠洲、元気なスズに!
豊穣の里山、里海にアートと食 14の国・地域からアーティストが集結  


北川フラム