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ディレクター便り vol.13

文:北川フラム(総合ディレクター)
2023年8月18日更新

9月23日からの51日間、珠洲市内を舞台に『奥能登国際芸術祭2023』が開幕します。それにあわせて、「ディレクター便り」の連載がスタート。総合ディレクター・北川フラムが「珠洲のいま」について綴ります。

5月5日の震度6強地震から三か月経ちました。珠洲焼の再建に向けて全国から応援が集まっている、町単位のキリコ祭りの準備が進んでいる、企業からの義援金が寄せられている等、日常生活の復旧についての嬉しいニュースが続いてます。

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栗田宏一「能登はやさしや土までも」

また、栗田宏一さんの「能登はやさしや土までも」で展示される能登半島の土地ごとに異なった土の標本地図も出来上がり、上黒丸に展開する嘉春佳さんの「祈りのかたち」では、珠洲市内一円から古着を集めて作品を作っています。先日は第二回目の「器づくりワークショップ」を開催し、作家と地域のみなさんの共同作業で作品づくりを進めました。

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珠洲市内から集まったたくさんの古着

芸術祭の本会期まであと1ヶ月と少し。準備が着々と進んでいます。9月2日(土)には、金沢市の21世紀美術館で奥能登国際芸術祭公式サポーター「スズサポ」の説明会があり、作品の詳しい説明と、サポーターの関わり方についての紹介を行います。みなさん奮ってご参加ください。

地震に負けない珠洲、元気なスズに!
豊穣の里山、里海にアートと食 14の国・地域からアーティストが集結  


北川フラム