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アーティスト現地視察レポート

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アナ・ラウラ・アラエズ〈スペイン・バスク地方〉

視察日 | 2022年10月19日-21日


主な視察場所: 宝立エリア、飯田の街並み、旧市立図書館、須須神社、椿展望台など

アナさんは、スペイン バスク地方のビルバオ出身。

映像作品だけでなく、インテリアデザインやファッション誌のエディター、 ライターなど多様な領域で活躍する女性アーティストです。 

2022年10月19日、アナさんはご主人とともに来日。

宝立エリアの見附島のあたりから小泊、須須神社、椿展望台、笹波海岸など海沿いを経由し、 作品展開候補地の旧島崎家や旧図書館など珠洲市各所を巡り、作品作りの構想を練りました。

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常設作品:山本基『記憶への回廊』

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作品展開候補地:旧図書館

県道28号線から県道249号線に続く海岸線沿いの道は、「奥能登絶景街道」と名づけられているとおり、海をのぞむ絶景がどこまでもつづく名所です。 

まずは能登半島ならではの海沿いの景観に感動。 

椿展望台では、高台から見える景色に大興奮していました。 

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椿展望台にて

昼食は北の海に面した椿展望台横の「つばき茶屋」。 見晴らしのいい高台からのお昼を楽しみました。

ちなみに、注文したのはお刺身といかさま定食。 

刺身など日本食が大好きなアナさんにとって 満足のランチとなりました。 

※いかさま定食は、イカ焼きをメインにした地元にも人気のランチ

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つばき茶屋にて

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昼食「いかさま定食」

作品展開候補地となっている旧島崎家は、北前船が経由する船宿として栄えた家。 

かつては北前船二隻を所有し、 明治時代後半まで蛸島のこの地で開運事業を営んでいらっしゃいました。

 当時、珠洲から北海道江差町などへは 商品や人を運ぶ北前船が頻繁に行き来していたそうです。 

木造二階建ての家屋は、江戸末期に建てられた古い建物で 船が行き交っていた当時の雰囲気を残す貴重なものです。 

アナさんは、案内してくださった矢作さんの話に 熱心に耳を傾けながら、 古き江戸建築のつくりや構造についてたくさんの質問を投げていました。

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作品展開候補地:笹波海岸にて

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作品展開候補地:旧島崎家にて

さて、アナさんは最終的に、どこを作品づくりの場に選ぶのか。

そして、その場所のどんなところを魅力と感じ、どんな作品をつくるのか。

今からとても楽しみです。