武蔵野美術大学大学院修了。80年代の活動当初から鉄という素材に魅了され、溶断と溶接を繰り返しながら作品を制作している。素材本来の硬質感や重量感、彫刻=塊という概念からも解放され、空間を変容させていく。“場”を深く観察し、可視、不可視に関わらずそこに存在するものを取り込み、独自の世界を構築する。近年は石膏、ガラスなど異素材の作品も発表。主な受賞歴に、芸術選奨文部大臣新人賞、毎日芸術賞、中原悌二郎賞。
photo by Shinada Hiromi
岐阜県生まれ。多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業後、同大学大学院美術研究科修了。東京を拠点に活動。主に透明な素材を用いて制作しており、光や影を取り込んだ平面作品やインスタレーションに展開。近年の個展に「都市のさざめき」(2019 新宿パークタワーギャラリー1/東京)「新たな物語」(2018 アートフロントギャラリー/東京)など。近年のグループ展にクインテットⅣ五つ星の作家たち(2018 SOMPO美術館/東京)、シェル美術賞アーティスト・セレクション2017(国立新美術館/東京)など。主な受賞歴に2020年清流の国ぎふ芸術祭/篠原資明賞、2012年シェル美術賞/島敦彦審査員奨励賞、トーキョーワンダーウォール2010/ワンダーウォール賞など。
2020年《記憶の音》/「清流の国ぎふ芸術祭」(岐阜県美術館/岐阜)
2019年《都市のさざめき》(パークタワーギャラリー1/東京)
2017年《透明な庭》壁面30m×3.3m(H)(HYATT REGENCY BEIJING WANGJING/北京)
2015年《光/闇》(部分)1300×200×2260(h) 35mmフィルム、他
2011年《漂う景色》(部分)640×950 アクリル板、樹脂、水彩、他